top of page

短 歌

異な真の世 暁を見ゆ

    遥かなる 遠い泉も 水筒の中

暗きなる 時の大空

    きえてゆく 夕焼けの色 色紙にうつす

目をつぶる 静かな世界

    傷ついた ものをなで癒ゆ やわいな光

◆-------◆

 

2001年度3月(=2002年3月)当時の高校専攻科の卒業文集に載せた自作詩です。短歌3首1セットした「時」の短歌。

挿絵は時代が変わると古くなってしまうので廃止しました。

 

 第1「いなまのよ あかつきをみゆ はるかなる とおいいずみも すいとうのなか」

 第2「くらきなる ときのおおぞら きえてゆく ゆうやけのいろ しきしにうつす」

 第3「めをつぶる しずかなせかい きずついた ものをなでいゆ やわいなひかり」

bottom of page